子どもの中学受験を理由にパートを辞める人はたくさんいます。
やはり働きながら家事もして子供の勉強も見るのは結構大変ですよね。
これが正社員だったら私は子どもの中学受験のためには辞めないほうが良いと言いますが、パートに限ってはちょっと考え方が違います。
パートと言ってもいろんな働き方をしている人がいて、さまざまです。
扶養から外れて準社員のように働いている方もいるでしょうし、扶養内で家の近所で子育てに対する理解もある環境の良い職場で働いている方もいると思います。
そういったすごく良い環境で働いている方には、辞めないでと言います。
でも今の職場がすごくストレスがたまるところだったり、人間関係がうまくいっていなくて悩んでいるのなら。
お子さんの中学受験は良い理由になりますからいったんリセットの意味でパートを辞めるという選択肢も良いんじゃないかなと思います。
中学受験のためにパートを辞めるという選択
中学受験のためにパートを辞めるという選択は「家庭内の収入が減る」ということに直結します。
もし家庭内の収入が減って困るなら、いったん中学受験のためにパートを辞めて、もう少し働きやすいところを探してもいいですね。
子どもが学校へ行っている間は働けますから、幼稚園の時のように午前中だけとか、2時までとか、週3にするとか。
パートの働き方を変えるいい機会です。
もし収入が減っても困らないなら、思い切ってパートを辞めて家で中学受験の問題に取り組んでみたり、子どものプリントの整理をする時間に当ててもいいかもしれません。
でも、私はそれはしないほうが良いんじゃないかなと思います。
中学受験は親が9割とおっしゃっている方々は、「親がちゃんと子供の勉強を見ないと!」と言います。
でも、中学受験を経験したことのない親に子どもの勉強を見るのを強いるのは無理な話です。
中学受験の特に算数などは特殊算なので、中学受験を経験しなければ一生知らないまま生きていくようなものなんです。
つまりはそれを知らなくても生きていけるし、中学校になれば方程式を習ってもっと簡単に求めることができてしまう問題ばかりなんです。(中学受験の特殊算を使ったほうが早く解ける問題ももちろんありますが)
だから、無理して子供の問題を解くためにパートを辞める必要はありません。
むしろ、そこまでしなければならないのに、子供をレベルの高い私立中学校を目指させているというところに問題があると考えてみてください。
本当に東大が全てですか?
スポンサーリンク中学受験のためにパートを辞めるなんてかっこ悪い
中学受験のためにパートを辞めますというと、教育熱心なお母さんに見えるかもしれません。
でもそこまで自己犠牲を払ってどうするの?子どもの人生でしょう?と心の中で思っている人の方が多いことも忘れてはいけません。
そう。子供の人生なんです。
小学校の間は言うことを聞いて勉強を頑張っているかもしれませんが、心の底から勉強が好きな子って少ないです。
中学になって勉強が嫌になったとか、ほんとやる気が出なくて・・・という子はゴロゴロいます。
東大に近いと言われる学校に進学して、どこかで自分なりに納得してスイッチが入れば勉強できます。
でもスイッチが見つからなかったり、本当は自分はこう言うことをして生きていきたいんじゃないんだという思いが生まれたら。
今、私の息子が通っている中学校にも、成績はすごく良くて校内では20番くらいをキープしているのに、学校に行かずにマクドナルドに登校している子がいます。(登校じゃないですね・・・)
学校を途中でエスケープしたり、夜中に街をうろついていたり。
そういう子がいないと思って私立に行かせたのにという思いがぬぐえませんが、どこかでプチっと切れてしまうとどんなに賢い子でもそうなってしまうんだなと思い知らされました。
私の中の私立への幻想が崩れた瞬間です。
一方、ずっと小学校から公立上がりなのに東大に現役合格した知人の息子さんもいます。
小学校の時からよくできる子だと言われていました。
本人も小学校の時から東大に行きたいと言っていてその夢をかなえた形です。
家も普通のサラリーマンでお母さんはパート。
中学受験もしていないのでお母さんはずっとパートで忙しかったはずです。
結局は子ども自身がどのくらい勉強できるかで決まってくるものだから、お母さんが無理して勉強する必要はありませんよね。
勉強するのはお子さんです。
勉強を見てあげないといけないなら、それは学校から帰った後、1時間から2時間くらい見てあげられれば十分。
今はお母さんが教えられなくてもスタディサプリのような便利な教材もありますし、そういったツールを活用してみましょう。
本当は辞めたくないけど勉強が・・・という理由でパートを辞めるなんてかっこ悪いですよ。
「うちの子、1人で勉強できないんです」ってみんなに言って回るようなもんですからね。
そこまで無理して入るよりは、1つレベルを落とした私立中学を目指してみてはどうでしょうか?
そこに納得できないなら公立に行ってお子さんが自分の力で上の私立を狙うという方法だってあります。
中学受験でご自分の人生を無駄にしないように、もう一度よく考えてみてください。
私はゆるく中学受験に挑戦することにもメリットがたくさんあると思っているんですよ。
スポンサーリンク中学受験のためにパートを辞めるのはパート先が嫌な時だけにしよう
中学受験のために今までの稼ぎを無くすという選択はもう一度よく考えてみましょう。
今の働き方で生活に無理がきている、精神的に持たないのなら一度辞めて、別の職場に変更するのはおすすめです。
でも完全きっぱりやめて、子どものお弁当のために、子どものやっている問題を解くために、過去問の分析を・・・というのなら、中学受験のためにパートを辞めるのは考え直してください。
今無理をすれば子供の将来が変わるかもしれない、それはそうかもしれませんが、自分自身の将来も変わるかもしれないことも考えてください。
これまでたくさんの生徒さんを教えてきた塾の先生方は「東大に行く子は行くべきして行っている子ばかり。がんばってがんばって行くようなところじゃない。」と口をそろえておっしゃっています。
教えないと受からない、自分が中学受験をしていないから不利。
そう思うなら、一度冷静になって高校受験のことを含めていろいろ考えてみてください。
いくらいい私立中学校に入ったって、どの大学にも公立高校出身の子が沢山いるはず。
それでもパートを辞めてまで中学受験にすべてを注ぐべきだと思いますか?
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