私立中学に行く意味ってないのでしょうか?
その方は、ご自身や上のお子さんが公立でとてもいい成績をとって進学校に進み、大学も難関国公立や医学部など素晴らしいところに進んでいる人が多いです。
それか、あまりお勉強はできなかったけどしっかりとした資格を取って自分のお店を持ち、しっかり稼いでいる人。
どちらの人も「ずっと公立だったけど人生うまく行った。」
「私立中学に行ったあの子より私の方がよっぽどいい学校に行けた。」
だからこそ、「わざわざお金をかけて私立中学に行く意味って何なの?」と考えてしまいます。
ただ一つ言えるのは、みんなが同じように頑張れるわけではないということです。
私立中学に行く意味、それは人それぞれだし言葉で言い表せない感情の部分も多いものですが、ちょっと書いてみようかと思います。
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私立中学に行く意味とは
私立中学に行く意味、それはみんなよりちょっと楽して勉強できたらいいな、と思うからです。
中高一貫校なら高校2年生の夏には高校3年生までの全範囲が終わり、高校3年生は1年間みっちり受験勉強ができます。
公立高校に進むよりも早く学習が進むので、ゆっくりと受験勉強に取り組めるようカリキュラムが組まれているからです。
準備万端な状態で大学受験を迎えさせてあげたいと思うから、私達は私立中学を選んでいます。
「私立中学に行く意味って何?」と聞くお勉強のよくできる方は、公立でトップを走り続け、成功を収めてきた人。
または、勉強はできなかったけど仕事をしようと思ってある時期すごく頑張った人。
そうやってどこかで頑張れた人は良いですが、ほとんどの人はそうじゃないですよね。
現に、公立トップ校に入れない子は全体の80%以上もいるし、自分のお店を持てる人だってほんの一握り。
「私立中学に行く意味ってなくない?公立でも十分トップを目指せるのに・・・」と思う人よりも、
「あぁ、うちの子はこの程度だったか。そんなことなら勉強させてくれるという噂の私立中学にでも入れたら違ったのかなぁ。」
と一瞬でも思う人の方が多いんです。(勉強面以外の他のことも合わせて考えてやっぱり公立で良かったんだと納得しているとは思いますが。)
逆に私立中学に行った人は
「もし私立中学に来てなかったら私はこれよりもっとひどい成績をとっていたに違いない。もしかしたら高校にすら行ってないかもしれない。」
そう感じている人もたくさんいるんです。
「公立で十分なのに私立に行く意味って・・・」と言ってしまう人は、「私立中学?は?何なの?私立中学は大学受験に有利とかふざけんな。あんなやつらになんか負けない!」と少なからず思ってきた人なのではないでしょうか。
もしかすると、公立でずっとトップを走って医学部に受かってしまうような人が中学受験をすれば、灘や開成に受かったのかもしれません。
そこは家庭の考え方なので仕方のないことですし、最終的に成功した時点で「やっぱり大丈夫だった!」と確信していますよね。
でももし、お子さんがあまり競争が好きではなくて要領もそんなに良いタイプじゃなかったら。
俺が絶対トップを取ってやる!という性格じゃなくて、のんびりした優しい子だったら。
私立中学には競争が苦手で、強く出られるとすぐにトップの座を明け渡してしまうような子が沢山います。
だからこそ、そういった性格が邪魔することが無いように私立中学を選んでいる場合もあるんです。
公立はある意味ものすごい競争と、本人の努力が無いと上には行けません。
周りが遊んでいても勉強し、ちょっと疲れたなと思っても自分の意志で問題集を解いたり塾へ頑張って通わなくてはいけません。
でも私立中学に行けば部活と勉強量の兼ね合いも先生が調整してくれているし、学校によっては塾へ行かなくて平均そこそことれていれば、国公立大学は余裕で受かるところも多いです。
現に偏差値60前後から50くらいの学校では、穏やかな校風で過ごしやすいと評判の学校が多いんですよ。
自分ができた、がんばれたから私立中学なんて意味がない、そう切り捨てずに、もしお子さんがのんびりした優しい子なら、もしかすると私立中学の方が居心地がいいと感じるかもしれません。
スポンサーリンク私立中学に行く意味は偏差値だけじゃない
私立中学というと、どうしても勉強面に目が行きがちですが、私立中学に行く意味を考える場合、勉強だけの面で考えるわけではありません。
やはり学校に行くということは、毎日顔を合わせるお友達や先生、日々の生活面についてもよく考えなくてはいけません。
学校によっては家から遠く離れているから寮に入らないといけないという学校もあります。
たしかに大学受験に意識を向けて私立中学を受験するんですが、勉強面だけを見て決めるわけではないんですよ。
公立中学校の授業がつまらない問題
公立中学校によくある、「授業がつまらない」という問題。
(理由は勉強面だけじゃないと言いつつ最初から勉強の話ですが・・・)
賢い子にとって公立中学校の授業ほどつまらないものはありません。
もう知ってるし・・・何回同じこと言うねん。と感じる授業。
また授業妨害する子によって巻き起こる先生の怒り。
めんどくさいったらないですよね。
私立中学を選ぶとおおよそ子供たちのレベルがそろえてあるので、授業がつまらない、授業が簡単すぎるという悩みが無くなります。
公立中学から進学校の公立高校へ進んだ方は、高校で初めて「授業がつまらなくない、ちょっと面白いかも!」と思ったことがあるのではないでしょうか。
その高校で体感できる「自分のレベルに合った学習」が中学からできるんです。
せっかく1日6時間も学校で勉強してるのに、身にならない授業ばかりされたら面倒だし時間の無駄ですよね。
私立中学ではそれがないので、公立と比べると授業進度も早くできるんです。
もちろん落ちこぼれてしまう子も賢くなりすぎてしまう子も中にはいますが、そういった子は中高一貫校と言っても途中で留学をするなどの選択肢を取っていく子が多いです。
留学となると、先生方も学校の実績となるのでかなりサポートしてもらえて、情報も一生懸命集めてくださります。
そういった面でも私立中学は面倒見がいいんですよ。
異文化コミュニケーション
多くの私立中学校では異文化コミュニケーションが活発です。
世界の人々と触れ合ったり話をすることで「英語って大事だな」とか「大きくなったら外国に行ってみたい」など、世界に目を向けることができます。
田舎に住んでいると生まれも育ちも、それこそ死ぬまで同じ土地という人が結構たくさんいます。
私立中学ではそういった地元志向がちょっと薄くなるのかな?という印象はあります。
絶対地元から出したくないというのなら私立中学は向かないかもしれませんが、ネットも普及して情報があふれる世の中、一度、世間を知っておくことも大切なことのような気がしませんか?
人間関係をリセットできる
小学校であまりいい人間関係を築けなかった、不登校になってしまった。
そういった理由で私立中学を選ぶ子も多いです。
現に上の息子の学校でも小学校で不登校だった子がいましたが、中学になって顔触れが変わると学校に来れるようになりました。
下の息子の同級生は、ちょっと変わった子だったので小学校の時は毎日泣かされていましたが、中学校になって、変わった子というレッテルは変わらないけど泣かす子がいなくなりました。
それだけでその同級生は元気に学校に通っているんです。
私立中学には大なり小なり、人間関係で苦労してきた子がたくさん入っています。
中学受験が当たり前ではない地域の子は特に、公立に行かないなんて・・・という言葉を浴びせられたり、塾があるから友達と遊べなくて悲しい気持ちになったり。
そういった経験をしている子が多いので、何か思っても堂々といじめてくる子は少ない印象があります。
それを言うと「それって変に賢いから裏でいじめるってことでしょう?」と言われるんですが、そうではなくて、自分が嫌だなと思ったら深くは関わらないように調整する子が多いんです。
でも完全に拒否するわけでもないし、それなりに付き合っていきます。
そんなの本当の友達じゃないとか、まやかしだとか言われると困ってしまいますが、でも人間関係ってそんなもんですよね。
本当に性格の合う友達って数少ないはず。
だから親友や本当の友達というものができなくても、『学校に居場所が無いという状況が無くなる』ということが、一番大事なんじゃないかなと思ってます。
公立で強く戦ってきた人はそういう面でも強く生きてきたと思いますが、もし学校でちょっと心配だなと思うことがあれば私立中学を選ぶという選択肢があっても良いんじゃないかなと思うんです。
公立で頑張れる子はどんな私立でも十分、トップになることができますからね。
スポンサーリンク私立中学に行く意味を英語に見出す人も多い
多くの私立中学では英語学習に力を入れています。
英語のために私立中学を選ぶという人がいるくらいです。
私もそうです。
住んでいるのはすごく田舎なので、周りのみんなはほとんど公立に進むような地域なんですが、英語に特化した勉強ができると聞いて私立中学を選びました。
英検の取得はもちろんなんですが、英作文の授業や英語で会話をする授業など、いろんな趣向を凝らした英語学習が行われています。
私は主人の仕事の関係で中国に帯同赴任していたことがあります。
その中で、中国と言えど英語を喋れる中国の方が多いこと、英語ができれば中国でも言葉が通じることを学んだんです。
共用語である英語ってほんと大事だなと感じたので、英語力は身に付けないとと思って私立中学を選びました。
子どもたちが将来どんな職業を選択するかは分かりませんが、英語ができるというスキルを身に付けておくと選択肢も広がるかなと思っています。
中学受験で今のところ英語の受験を採用している学校はまだ少ないです。
でも学校に入ると、結構速いスピードで授業が進んでいくので、できれば小学校の間から少し英語に慣れておくと良いかなと感じました。
もし、私立中学も良いかもしれないな・・・と感じられたら、小学校の間の英語学習も視野に入れてみてください。
英語をちょっとやっておくだけで、中学校でのスタートをうまく切ることができますよ。
GIQ子ども能力遺伝子検査では、お子様が生まれながらに持っている能力を遺伝子から解析します。
検査をすることによってまだ開花されていない能力や、親でも気が付いていない能力に気づくことができます。
中学生・高校生はこれからの進路選びに迷う時期で、数学が得意だから理系、数学が嫌いだから文系という安易な選び方をしてしまう子も多いんです。
でもそれだと、本当にやりたいことが見つからないまま進路選択をしてしまい、高3になってやっぱり文系が良かった、やっぱり理系が良かった、芸術系を諦めたことを後悔しているなど、進路選択に迷いが出てくることもあります。
自分ってどんな人なの?を理解する手がかりとして、GIQ子ども能力遺伝子検査を試してみませんか?
検査は家で簡単にできます。
届いた検査キットについている綿棒で口の中をこすり、それを送り返すだけ。
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プロによる学習向上アドバイスもついていますので、とても参考になりますよ。