中学受験は長い戦いです。
その中で、中学受験なんてやめさせたいと思う場面は何度もあります。
中でも子供は「やる気ある!受験する!」って言うものの成績もついて来ないし勉強もしないから中学受験をやめさせたいと考えてしまう話はよく耳にします。
また中学受験をはじめたら夫が、妻が鬼のように変わってしまった。
怒られて毎日泣きながら勉強している子供の姿を見るのも辛いし、子ども自身のストレスも心配という話。
勉強を始めると鉛筆で手を突き刺している、気づいたら子供の頭に十円ハゲができている、そんな話も聞いたことがあります。
どの場合も「中学受験をやめさせたい」という深い悩みにつながります。
Contents
中学受験をやめさせたい 本人にやる気がある場合
私は塾の先生ではないので、中学受験を自分自身も、親としても経験した一人の人間として「中学受験をやめさせたい」と思う気持ちについて感じたままをご紹介しています。
勉強しないから中学受験をやめさせたい
中学受験をやめさせたいと思うんだけど、本人にはやる気があるみたいなんだよね
という人に話を聞くと、だいたい、
- 家で勉強しない
- 宿題しなさいというと怒る・暴れる
- ゲームやテレビばかり
それなのに「中学受験なんてやめなさい」というと、「やめない!頑張るから!やる気はあるんだけどまだ勉強してないだけ!」と返ってくるという話が多いです。
これってやる気がありますって言わないとお母さんが怒るから・・・という気持ちが隠れてそうなパターンです。
この場合、
- 勉強が分からない
- 勉強がしたくない
- 友達ともっと遊びたい
- 家でのんびりしたい
- 疲れた
このどれかに当てはまるのではないでしょうか。
勉強が分からない・勉強がしたくない場合は、塾を変えたり親が教えるのをやめて家庭教師の先生をお願いすることで解決することがあります。
中学受験を途中退場するのは、あっけらかんとしているように見えるお子さんでもプライドを傷つけられることは間違いありません。
挫折したことを植え付けてしまうと心の傷になることもあるので、勉強が分からないとか、内容は分かるんだけど宿題とかもうしたくないという状態になっている場合は、塾があっていないのかもしれないので塾を検討しなおしてみてください。
友達と遊びたい、疲れた場合も、塾の雰囲気や周りにお友達が少ないことも影響しているかもしれません。
もう少しやる気を出させてくれる先生や、面白い先生のいる塾への転校をおすすめしたいです。
スポンサーリンク宿題が多い
宿題が多すぎて終わらない、本人が疲れ切って塾から帰ってきたら倒れ込むように眠ってしまう。
そういった場合はまずは塾をお休みしてしばらく自由に過ごしてみてください。
その間に個別指導塾などの検討をしてみてもいいかもしれません。
宿題が多すぎて終わらないのは
- 授業内容が理解できていない
- 問題を解くスピードが遅い
あたりが原因かもしれないので、もっと寄りそってくれる塾に通う方がいいかもしれません。
夫が厳しすぎる
中高一貫を出て高学歴で、第一線で活躍されているお父さんにありがちなんですが、子供に厳しく接しすぎてしまうお父さんもいます。
「何でこんな問題が解けないんだ」
「何度言ったら分かるんだ」
そういった言葉が出始めたら、お父さんは教えるのをやめましょう。
可能性のあるお子さんをつぶしてしまうかもしれません。
自傷行為がある
本人はやる気があって、勉強もすごく頑張っているのだけど、、、
- 爪が無くなっている
- 髪の毛・まゆ毛・まつ毛を抜いている
- 鉛筆で手を突き刺す
などの行為が見られた場合は、一度、中学受験をストップさせましょう。
少し様子を見て、本当の気持ちを聞いてみてください。
いくら学歴をつけても本人の心が不健康のままではよくありません。
やめるわけではない、でもちょっとだけ休憩しよう。
そう言って休ませてあげてください。
スポンサーリンク中学受験をやめさせたい 本人にやる気がない場合
本人にやる気がないから中学受験をやめさせたいと感じる人も多いです。
これはやる気があるというけどやめさせたい人と共通していて、お子さんが勉強しないパターンが多いです。
この場合は、塾を変えたり、面白い先生のいる塾へ通うことで解消することもありますが、本人が何のための中学受験なのか、中学受験をしたらどんないいことがあるのかがイマイチ分からない場合に多いです。
やる気がない・勉強しない
すきこのんで 勉強をする子も珍しいですし、この中学受験を機に毎日コツコツと勉強する癖をつけていると思って忍耐で向き合ってみてください。
やる気がないから勉強しない状態で中学受験をやめても、中学に入るともっと勉強しなくなるでしょうし、そのあとの高校受験では内申点も絡んでくるのでこのままやめてしまうと絶望の未来しか見えません。
中学受験は厳しいとよく言われていますが、それは親にとって厳しいだけで子どもに取ってみれば中学受験も高校受験も似たようなものなんです。
やる気がないならやめてしまえ!というのは簡単ですが、その後の未来はそんなに簡単なものではないので、あえて私はあきらめない選択肢を探すことをおすすめしたいです。
落ちて初めて分かることもある
勉強のやる気がないまま中学受験を続けて、第1志望も第2志望も落ちてしまう子ももちろんいます。
でもここで落ちて初めて「勉強しなかったら本当に落ちるんだ」と気付く子もいるんです。
多くの子は中学で反抗期を迎えて勉強しなくて、高校受験で「しまった・・・」と思うもの。
それが中学生に上がる前に分かっただけでも良しとするという考え方もあると思っています。
高校は行く高校によってほとんど進路が決まってしまいますよね。
でも中学校は中学受験をして入る私立に入っていさえすれば、それが中学受験偏差値50前後だったとしても、偏差値40~50の高校に入るより何倍もレベルの高い教育が受けられる保証もあります。
中学受験の失敗をばねに頑張ったという子の話は、私の周りでもものすごく多いです。
逆に良い学校に入っても燃え尽きてしまった話もよく聞きますが、すべては本人の頑張り次第になりますし中学校から挽回するならいくらでも可能です。
一度、挫折を味わっておくのも大切なことかもしれませんよ。
スポンサーリンク塾で第1志望は無理だと言われたから中学受験をやめさせたい
みんながみんな第1志望に入れればいいのですが、中学受験ではほぼ全員が最初は同じ学校を目指しています。
だから第1志望に入れる子はほんと一握りです。
学年が上がっていく中で、「志望校の偏差値を落としましょう」と言われます。
それが許せない、もしくはそんなレベルの低い学校に行くくらいなら中学受験をやめさせて高校受験で上を狙ったほうが良いと考える人も出てきます。
でもよく考えてほしいです。
中学受験でダメだったのにどうして高校受験なら大丈夫と思えるのでしょうか。
高校受験の時はもう私達親は何もできません。
無力です。
小学生の今のような子どもたちではなくなって、自分の意志も出てくるし反抗期も出てきます。
勉強しなさいと言われて泣きながら勉強するのは小学生まで。
中学生になると勉強しなさいと言われても分かったと言いながらしなかったり、寝ていたりする子だって出てくるんです。
だから中学受験をやめたからといって高校受験で絶対合格できる保証はない、というところに気付いてほしいです。
私はあえて、志望校を下げて中学受験にゆるく挑戦することも良いことだと思っています。
偏差値が全ての中学受験は全員に当てはまるわけではありません。
偏差値の高くない私立にだってメリットは沢山あるからです。
スポンサーリンク中学受験をやめさせたいなら早いうちがいい
いろいろと書いてみましたが、どうしても中学受験をやめさせたい!と思っているなら、早めにやめさせてあげてください。
苦労をした分だけ、途中退場すると心に傷が残ります。
昔ピアノ習っていたんだけど嫌で嫌でやめてしまった。
でもあの時やめていなければ、今頃趣味で弾けたのかな・・・と思う人がいるように、勉強についてもそんな後悔をしてしまう人がいるからです。
勉強は学歴に直結しますし、そのまま就職などにもつながってきますから、悩みが深くなってしまいます。
家庭の事情、お子さんの事情を考えつつ、やめるかどうか考えてみてくださいね。
GIQ子ども能力遺伝子検査では、お子様が生まれながらに持っている能力を遺伝子から解析します。
検査をすることによってまだ開花されていない能力や、親でも気が付いていない能力に気づくことができます。
中学生・高校生はこれからの進路選びに迷う時期で、数学が得意だから理系、数学が嫌いだから文系という安易な選び方をしてしまう子も多いんです。
でもそれだと、本当にやりたいことが見つからないまま進路選択をしてしまい、高3になってやっぱり文系が良かった、やっぱり理系が良かった、芸術系を諦めたことを後悔しているなど、進路選択に迷いが出てくることもあります。
自分ってどんな人なの?を理解する手がかりとして、GIQ子ども能力遺伝子検査を試してみませんか?
検査は家で簡単にできます。
届いた検査キットについている綿棒で口の中をこすり、それを送り返すだけ。
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プロによる学習向上アドバイスもついていますので、とても参考になりますよ。