中学受験をしたらその後の人生は順風満帆にすすむのでしょうか。
我が家は現在高2の息子と中3の息子と小5の娘がいて、上の二人は中学受験を終えてその後大学受験に向けて頑張っています。
小5の娘は来年中学受験の予定です。
中学受験をしたらその後の人生は公立中学に行くのと何が変わってくるのでしょうか。
そんなに裕福でもない我が家が子ども2人の中学受験を終え、3人目の娘にも中学受験をさせようと決心したその理由を
中学受験のその後の人生としてお伝えしてみようかと思います。
Contents
中学受験のその後の人生はどうなる?中学生活編
中学受験をしてなんとか合格を勝ち取り親も子供もほっと一安心。
その後の人生というには早すぎますが、中学受験を終えた春休み。
ここから勝負は始まります。
春休み前に学校に召集され入学説明会が行われます。
そこで「春休みの宿題(大量)」が渡されます。
内容は小学校の全復習に加え、中学校の内容の予習が出ます。
でも中学校の予習と言っても中学受験で習った内容ばかりですから、中受を経験した子どもたちにとっては復習でしかありません。
数学は塾で習っていない正負の数が出てきますので学習しておきます。(正と負が分からなくてここでつまづく子がたくさんいます。)
英語はほとんどの子が習い事で習って知っていますが、英語に触れたことのない子はちょっと頑張らなくてはいけません。
そして入学後にテストがあります。(怖いですね)
そして順位が出ます(学校によっては出ません)
そこで自分の立ち位置が分かります。(最下位になったらショックで立ち直れませんお母さん)
ここで上位だったらその後の中学校人生もほぼ上位で暮らしていけます。
だって自分はトップだという自覚がありますし、上位にいれば学校授業だってわかりますし、周りと比べて理解も速いので全然勉強が苦じゃないからです。
ここで下位だったらその後の中学校人生は成績だけ見ると結構しんどいです。
中学受験もそうですが成績ってなかなか上がらないんですよね。
でも中学受験と中学校の違うところは、部活があるし学校生活があるということです。
成績が少々悪くても部活を頑張って推薦が取れるくらい上達する子もいますし、学校内の活動やボランティア活動、留学やホームステイに興味を持つ子も出てきます。
私立に行くと(お金をかけてもいいおうちが多いからなのか)いろんな可能性を見せてくれるので、その中で目標を決めて一点突破で頑張る子も出てきます。
いろんな意味でそれぞれがそれぞれの目標に向かって走り始めます。
もちろん中学生活をエンジョイする子もしない子も、いろんな子がいますが、みんなが同じように高校を卒業した後の学校について考え始めます。
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高校になると高校受験をして入学してくる子が何人か現れる学校もあります。
この子たちが良い意味で新しい風となって雰囲気が変わります。
来る大学受験に向けて目標を固めていく時期に入り、公立高校ではまた高1から最後の青春を楽しむぞと部活にいそしむ子も多い中で
中高一貫校の子どもたちは高校では部活は控えめにして塾に時間を割く子が増えたり、大学の推薦を狙う子は部活の部長になったりボランティア活動に参加したりと学校生活において点数を稼ぐ姿が増えてきます。
また中高一貫校では高2から選択制授業が始まり、志望校によって国公立理系、国公立文系、私立理系、私立文系のようにクラス分けされて、
私立文系の子は理系科目を履修する子がほぼいなくなります。
また私立を狙う子は一般受験よりも推薦を狙う子が多いので、内申点を上げるための授業や作文などの授業も行われるようになります。
公立高校ではれっきとした私立クラスというのはあまりなく、理系と文系に分かれた中の特進クラスか通常クラスといった分け方しかされない場合も多く
私立のみを狙おうとしても国立大学も受験しませんか?と声をかけられるためちょっとしたプレッシャーになりますし、自分にとってしたくない、無駄だと思う勉強を学校から暗にさせられることもあります。
こういった面では私立中高一貫校は融通がきいて志望校に向かってがんばれるので大学受験にも有利に働きます。
中には高専に行って大学3年生からの編入を狙う子もいますが、そんなに数は多くなく、高専を卒業したら働くという子も多いです。(高専は5年間通います)
ですが3年生からの編入は通常の大学入試よりも比較的入りやすいと言われていることもあって、あえて高専へ進んで3年次編入を狙う子もいます。
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中学受験をする子の家庭は裕福な家庭が多いので、一部の最難関高校を除いては私立大学へ進学する子が多いです。
私立大学は企業内にも学閥などがあって、OBから引っ張ってもらえることもあるため、そういうしがらみが嫌じゃなければ比較的有利に就職活動が行えます。
また就職に関するサポートも国立や公立大学と比べると私立大学は手厚く、保護者面談を行ってくれる大学もあるほどです。
就職した後も、内部に学閥のある会社だと面倒見の良い先輩に囲まれて幸せに暮らせる子が多い印象があります。
国立大学だと教授の推薦をもらう以外はあまり就職に関してサポートがないので、自力で勝ち取る就職活動が主流です。
その結果ゴリゴリの体育会系の企業に就職が決まることも多く、私立中高一貫校出身の子たちは突然荒野に放り出された感があってしんどい思いをすることもあるようです。
このあたりは性格と素質にはなってきますが、中学から私立に行ったら学校を全部卒業するまで私立に行く方が何かと幸せに生きていけるんじゃないかと私は感じています。
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中学受験をした子が全員高収入の職に就けるのかというとそうではありません。
でも、中学受験をした子はほぼ全員大学へ行きます。
大学院へ行く子も多いです。
今の日本ではまだ学歴重視の世の中なので教育にしっかりお金をかけてきた中学受験組は、名のある企業に就職してそこそこ高収入であることが多いです。
中には大学まで行ったけどうまく就職が決まらなくてとか、夢を追いかけていてという理由で大企業に就職せずニートとして生きている人ももちろんいます。
でも高校から就職する子や専門学校に行く子は私立からはとても少ないです。
だから学歴社会の日本では「中学受験=高収入」ではありませんが、公務員や会社員としてサラリーマンとしてはたらくなら、中学受験というルートを介せば公立に行くよりも高い確率で高収入の道に入れます。
公立中学に行ったからといってこの道が閉ざされるのかというとそうではありませんし、公立中学から進学校へ進み大学に行けば最終的には中学受験をした子たちと大学から交わることになります。
公立高校出身の子たちは自分が知っている公立の世界とは違う、自分のレベルが普通とされる学校が世の中にあったことを知りますし、
今までは自慢と取られるかもしれないから話せなかったことやできなかったことを当たり前のように普通に話したりしたりする子がいることも知ります。
良い方はちょっとひどいですが、大学内は世間の厳しさや多様性を知らない私立の子と、世間の厳しさや多様性に触れてきてこんなに優しい(ぬるい)世界があることを知らない公立の子、のような図になります。(かなり毒舌ですが察してくだされば嬉しいです)
両者がうまく混ざれたらいいのですが、たいがいは私立出身の子は私立同士、公立出身の子は公立同士で固まっていくことが多く
就職先もそのように決まっていくことが多く、結局どっちがいいかは分からないですが、
中学受験組はほぼ全員が大学へ行くのでその後の人生は高収入になりやすいと言ってもいいのではないでしょうか。
中学受験をしようか迷っているのなら中学受験をしましょう。
なんでもやってみると見えてくるものです。
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