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中堅校を狙うゆる中学受験なら、塾なしで合格できる可能性があります。
中学受験は基本、親が教える親塾はあまり良くないとされている受験です。
内容も難しいし、中学受験をするとなったら塾へ行く人が9割を超えています。
でも実際、
- 家から塾が遠い
- 下の子が小さくて夜は忙しいから塾の送迎が難しい
とか、そういった理由で塾なしを希望する人もいます。
何年か前までは中学受験向けの通信教育はZ会しかありませんでした。
しかもZ会の教材は3年生から始まっていて、4年生や5年生、ましてや6年生から始めるのはもう無理な作りだったので。
4年生や5年生から中学受験をしたいなと思う人は塾へ行くしか他に方法はありませんでした。
でも最近では中学受験向けの通信教材・オンライン教材も、オンライン家庭教師も増えて、塾なしで中学受験をしたい人にも選択肢が増えました。
また御三家ばかりを狙うのではなく、
- 自分に合った学校へ行こう
- 偏差値ばかり追いかけず私立中学の良さを享受する為に中学受験をしよう
という風潮も高まって、「中学受験にゆるく挑戦する」傾向が強まってきました。
中学受験塾の中にも、御三家ではないゆる受験に特化した塾も生まれてきていて、それだけ中堅校への人気が集まって来ているとも言えます。
それに伴って塾なしで中学受験を目指す人も増えてきていて、いろんな学習法も紹介されてきています。
とはいえ、中学受験は小学校の学習範囲を超えた内容が出題されるため、ゆる受験でどこまでを目指すのか？を考えて、学習を進めていく必要があります。
この記事では、中学受験を塾なしで挑戦するための心構えと勉強法をお伝えしていきます。
Contents
ゆる中学受験に塾なしで挑むスケジュール
緩中学受験に塾なしで挑むためには
- 年単位でのスケジュール
- 1週間単位でのスケジュール
- 毎日のスケジュール
を知って、早め早めに対策しておいたほうが安心です。
年単位では、
- 偏差値60前後をめざすゆる受験では小学4年生～5年生の始めの間に勉強を始めること
- 偏差値50前後を目指すゆる受験では小学6年生ごろから勉強を始めるほうがいいこと
それに、学校説明会や中学受験の受験校を決める時期など、塾なしで中学受験をするなら情報が入ってこないので、自分から積極的に取りに行く必要があります。
また週単位では、習い事と勉強の日を分けて、無理のないスケジュールを立てていきます。
新しいことを習う日、学習を定着させる日と分けて、週単位で学習計画を立てます。
1日単位では、せっかくのゆる受験なので夜寝るのが遅くなりすぎないように、子供に負担がかかりすぎないようにしつつも、勉強時間を確保するよう采配を振ります。
また狙う中学校によって必要な学習時間や、必要な学習レベルなどが違うので、そのあたりも考慮してスケジュールを立てると良いと思います。
長くなるので詳しくは別の記事に書きました。
読んでみてくださいね。
中学受験 塾なしで御三家は狙える？
また、せっかく中学受験をするなら狙える限り上を目指したいと言う人もいます。
卒業後の進路を見るとそう思いたくなるのも分かるんですが、塾なしで御三家を受験できる子というのは、オリンピックに自主練だけで出られる子と同じ意味だと思ってもらえると分かりやすいかなと思います。
勉強もスポーツと同じで素質というものが関係しています。
勉強は学校で平等に習うものだし、ある程度の努力をすれば伸びるから遺伝とか素質ってあまり関係ないと思いがちなんですけど、1回見ただけで教科書を暗記できる子と、10回ノートに書かないと暗記できない子だと明らかに差が付いてくるのは分かりますよね。
御三家に塾なしで合格できるというのは、それだけ才能があってのことだと思ってもらえると良いなと思います。
と言っても、じゃあ普通の子は無理なのか・・・と、才能がある子なのに気付かずに普通の子だと思っているケースはよくありますから、一度、塾の公開模試を受けてみるといいですよ。
御三家の塾なし受験について書いた記事も読んでみてください。
ゆる中学受験でも塾なしで中堅校に全員が合格できるわけじゃない
ゆる受験で狙う偏差値50前後の中堅校は、地域でも「勉強しなくても合格できる学校」と言われていることが多いです。
また高校からも多くの生徒さんを受け入れているところも多いので、中学からお金を払わなくても高校受験で受ければいいと言われることもあります。
でも、中学受験で偏差値50の学校は高校受験では偏差値60を超える学校が多いんです。
そうなると、中学校の中でもトップクラスを走っている子じゃないと合格を勝ち取るのは難しいんですよね。
つまり「普通の私立中学校」でも、小学校のテストで100点がなかなか取れない子がノー勉で受けようと思っても、合格しないこともありますよ、ということです。
その辺り、地域の噂と真実のかけ離れた部分があるので、噂をうのみにしないでちゃんと必要な情報を集めてみてくださいね。
本当のことはその学校に通う子しか知らないものなんです。
ゆる中学受験は塾なし・6年からでも大丈夫
中学受験を6年生になって始めようかなと考える人もたくさんいます。
その中でも中堅校を狙うゆる中学受験なら、6年生からでも合格できる学校は沢山あります。
中学受験を使用と思った時点から勉強を始めたほうが良いですが、偏差値50前後の学校なら夏休みが開けて受験を決めても基礎力のある子なら間にあいます。
小さいころから公文や学研、そろばんに通っていたり、進研ゼミの挑戦コース、スマイルゼミの発展クラスやZ会を受講していた人なら、中学受験にはかなり有利です。
ゆる中学受験を塾なしで挑むための問題集や教材
最近では、塾なしでゆる中学受験をするための問題集や教材が沢山販売されています。
中学受験をした方の中には、市販の問題集だけをうまく使って乗り切りました！という方もいらっしゃいます。
でも私は、ご自身が仕事として中学受験の勉強を教えた経験がある方以外には、この方法はあまりお勧めしていません。
中学受験の内容は小学校では習わない内容も多く出題されていて、中学受験の経験のない親御さんは初めて出会う「つるかめ算」や「過不足算」などの問題もあります。
大人は方程式を使って解きたくなるんですが、中学受験では方程式の使用は禁止されているんです。
そういったことから、指導経験のない大人が中学受験の内容を子供に教えるのは危険かなと思います。
幸いなことに、最近では中学受験向けの通信教材も増えてきていて、
- Z会
- 進研ゼミ
- スタディサプリ
のどれかを選択できますし、公立中高一貫なら公立専門の教材もあります。
またオンライン家庭教師も増えてきているので、先生に習ったほうがやる気が出る子も、家にいながら先生に習う環境を持つことができるようになっています。
塾なし中学受験をするなら、こういった教材と市販の問題集を一緒に使うとうまく勉強を進めることができると思います。
ゆる中学受験に塾なしで挑戦するなら
ゆる中学受験でいいから塾なしで中学受験したいなと考えている方は、ぜひ、通信教育の無料でもらえる教材をやってみたり、通信講座やオンライン講座の無料体験を受講してみてくださいね。
それでいけそう！楽しい！と思える教材を使って始めてみてください。
でも、お子さんの成績やモチベーションがついてきていないのに、いつまでも塾なしにこだわっていては、肝心の中学校への合格を取り逃してしまいます。
塾の良いところは先生がいてやる気を出させてくれるところです。
小学6年生ともなると、早い子は反抗期に差し掛かってきます。
そうすると、親の言うことよりも先生など他人の言うことの方がよく聞くようになるんです。
そうなったら塾なしで親が管理して・・・と言うのはお互いにストレスしかたまらない関係になってしまいます。
いつでも塾に行く覚悟を持つことや、塾なしと言っても選択肢は色々あるので、いろんな選択肢を持って、受験に挑んでみてくださいね。
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