中学受験をするお家ってお金持ちばかりなのでしょうか?
普通の家庭が中学受験をすると言ったら身の程知らずなんて言われてしまうのでしょうか。
わが家は普通のサラリーマン家庭、世帯年収は1000万円もありません。(詳細は避けますが)
そして子供も3人います。
周りの人は2人も中学受験をさせたうちはお金持ちだと思っていると思うけど、実際はそうではありません。
子供3人いると結構エンゲル係数もエンジェル係数も上がるし大変で、外食は月1回スシローに行くくらいです。
あとたまにマクドナルド。
それでも中学受験をさせました。
中学受験はお金持ちにしか無理だと思われがちですが、今では年収の低い世帯に対する補助金などの制度もできたので、ちょっと工夫すればできなくもないんです。
中学受験をして私立中学に行かせるための家計のことや私立中学での周りの人の年収について、私の知っていることをお話していこうと思います。
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中学受験する家はお金持ちばかり?
中学受験をして私立に行ってみて分かったことは、やはり周りはお金持ちばかりということでした。
うちは中堅私立を受験したので(この最大の理由も実はお金です)、そうでもないかと思っていたんですが、想像以上にお金持ちばかりでびっくりしました。
車はアウディやベンツがたくさん並んでいるし、うちのホンダNboxが押しつぶされそうな・・・(笑)
とはいえ、Nbox族もたくさんいたのでみんながみんな、お金持ちということでもなさそうなんですけどね。
誰がどんな年収か?なんて話はもちろんできないんですけど、お話をする機会があったり車を見たり、子供からのお家のお仕事情報からなんとなく年収を想像することはできます。
一方で中にはひとり親家庭で年収が500万円もないよという人もいました。
そんな方のためにここ最近、私立の中学高校向けにもいろんな補助金の制度ができたのをご存知でしょうか?
この補助金を利用すれば、中学の間はちょっと家計がきつくても高校になると楽になることもあります。
年収590万円未満のお家の方は中学の間の授業料がなんとかなれば高校は楽になるんですよ。
スポンサーリンク私立中学・私立高校にも補助金制度がある
ほんとここ1年か2年くらいの話なんですけど年収によっては私立中学や私立高校に通う子供に対して補助金が支給される制度ができました。
補助金の額は市町村によっても違うかもしれないですし、おそらく入学したら学校からそういった案内が配られると思います。
手続きの必要な人は、その用紙を見ながら個人個人で手続きをする形になります。
私立中学の補助金
年収440万円以下で、同居している家族(おじいちゃんおばあちゃん)の年収が600万円以下の場合(他にも多少条件があります)、年間10万円の補助金をもらうことができます。
年間10万円あったら修学旅行費などに当てられると思います。
ただ、中学校は義務教育ということもあって公立に行けば無料なので、あまり補助の金額は高くはないですし、年収の上限もかなり低いです。
でもひとり親家庭の息子と同じ学校の子はこの補助金を受給している子がいました。
親一人子一人なのでと言っていたんですが、同居していないおじいちゃんおばあちゃんも近くにいたし、普段はその方のお姉ちゃんも子育てに協力してくれているらしくて特に生活に困ってはいなさそうだったけど、もらえそうだからもらうと言っていた方でした。
その子は塾にも行っていたし、はたから見ればそんなに年収が低いお家には見えなかったですけど、
遊びの誘いは映画しか乗ってこないしあまり付き合いも良くないという話だったので、もしかしたら節約してお金は使っていたのかな?とこれを書きながら想像していますが・・・
私立高校の補助金
高校になると補助の金額が増えます。
公立高校に通っていれば授業料が無料になる金額の補助が出ます。(公立高校では年収910万円未満のほとんどの家庭が授業料無料で高校に通っています)
年収590万~910万円の家庭は年間11万8800円の補助を受けることができます。
また年収590万円未満の世帯は年間39万6000円の補助を受けることができます。
つまり年収590万円未満の世帯は月々3万3000円の補助を受けることができるので、その金額までの私立なら行かせられるということになるんです。
家計の事情はご家庭によってそれぞれ様々だとは思いますが、年収500万円だからと言って私立を完全に諦めなくてはいけないかというとそういうわけではないんです。
スポンサーリンク中学受験をする家の世帯年収 共働きでの年収は?
中学受験をする家の世帯年収は1000万円を超える家庭が多いというデータがあります。
たしかに中学受験難関校の授業料は月10万円を超えるところが多く、安くても8万円とか、お金がないと行かせられない学校も多いです。
でもトップを目指す中学受験ではなく、中学受験をして公立で普通に暮らすよりもちょっと上の学力をつけて、国公立大学への合格を目標とするなら
最初から月の授業料が3万円前後の中堅校を狙えば良いんじゃないかなと思うんです。
そうすれば高校から補助も出るので、年収が600万円でも授業料の半分は補助が出ますし、590万未満なら全額補助が出るので、あとはこまごまとした払い込みがあるだけになります。
それで中学受験ができるかどうかは、やっぱり家族構成にもよるし普段のお金の使い方や家のローンなどの塩梅にもよるので何とも言えないんですけど、
年収590万円以下でも中学受験をすることは無謀ではないよということをお伝えしたいです。(子供が何人かにもよりますが)
その辺り、しっかり計算してみてください。
行けるかもしれませんよ。
そしてそれこそが、私がおすすめしているゆる受験なんです。
中学受験をさせるなんて身の程知らずな私?
ということで、中学受験をするなんて身の程知らずだなんていう意見は耳を貸さなくていいんです。
中学受験というとトップを目指して、東大を目指す!っていうイメージがあるかもしれませんが、普通に過ごしていたら周りに流されて国公立大学に入れず、私立大学に入ることになるかもしれない子どもたちを
中堅私立に入れて国公立大学に行ってもらって学費を浮かせるという算段なら、全然ありなんです。
むしろそのほうがコスパが良い。
だって国公立大学に行けば曲がりなりにも名の通った地元企業にも入りやすいでしょうし、公務員試験に合格できるくらいの学力はついてくるはずです。
中学受験って大きな飛躍を目指そうと思うとお金ばかりかかるイメージかもしれませんが、大学でFラン私立を回避して国公立大学を目指す、それこそ最高のコスパだと思うんですよね。
スポンサーリンクお金をかけない中学受験 それがゆる受験
つまり、お金をかけないための受験がゆる受験なわけで。
中学受験のための塾も、料金の高い大手に入れる必要もありません。
どっちかには地域の中堅私立受験に対応している小さな集団学習塾を探して、月1万5千円~2万円くらいで通える塾を探していけばいいんです。
中堅校ならたいしたテクニックもいりませんし、基本さえ押さえておけば合格できるところも多いです。
だから高度な練習を爆裂にする大手中学受験塾ではなくて、あえて、小さな、基礎をしっかり叩き込んでくれる塾へ行かせてください。
それこそ最高のコスパ、ゆる受験最高。
となるわけです。
中堅校に行く意味あるの?とか言う人もいますけど、行く意味あります。
国公立に入れればこっちのもんですからね。
大金持ちでもない限り大学費用を準備するのって結構大変です。
そしてお金をかけずに国公立大学にたどり着く子って本当に少ないです。
それなら周りがみんな国公立大当たり前だよねーくらいの環境に身を置いていたほうが無理せず合格を勝ち取ることができるので、お得なんですよ。
流されやすい性格の子こそ、ゆる受験をしてみてくださいね。