中学受験の塾代が払えないから中学受験ができない。
子供の将来のことを考えたら私立に行かせたいけどお金が無いのに私立なんて無謀かな。
そう考える方はご自身が中高一貫校を卒業して大学へ入り、良い就職をした方に多いですね。
でも今の経済状況だと子供を中学受験のための塾に行かせるまでの余裕がない。
このままだと子供に学歴をつけさせてあげられない。
せめて中学受験レベルの学習をさせたい。
そう思っているのではないでしょうか。
私も実はついこの前までそう考えていました。
中高一貫校の私立に行かないと東大や京大、早慶上智を始めとする、日本のいわゆる「良い大学」には入れないと。
中学受験の勉強こそが全ての始まりなんだと。
でもね、違うんです。
そうじゃないんです。
私も子どもが公立高校に入学するまではそのあたりのカラクリについては知らなかったんです。
もちろん中学受験にはメリットが沢山あります。
このブログでも中学受験のメリットをたくさんご紹介しています。
でもお金が無いのに私立に行く必要は全くありません。
中学受験の塾代が払えないなら中学受験をする必要は全くないんです。
その全貌をお話していきますね。
Contents
中学受験の塾代が払えないなら私立中学は無謀
まず、中学受験の塾代が払えないのに私立中学の学費は払えません。
奨学金を借りればと思うかもしれませんが、中学は義務教育で普通に暮らしていれば通える中学校もあるのですから、無理して私立を選ぶ必要はないんです。
中学受験の塾代は高いところで月4~5万円。
安いところで月2万円~3万円。
私立中学の学費は高いところで月10万円前後。
安い所でも月3万円~が相場です。
それに修学旅行の積み立てや教科書代、そのほか雑費などで最初に提示された金額の1万円~2万円は上乗せになるのが普通ですから、なかなか厳しいものになると思います。
なので、中学受験の塾代が払えないのなら私立中学へ行くのは無謀なんです。
私立が無理でも公立中高一貫校という選択肢もあります。
倍率が高いので合格する確率としては低いですが、しっかり対策すれば5年生、6年生からでも間に合う受験です。
公立中高一貫校はレベルも高く、大学進学率や進学先もハイレベルで近年人気が出てきています。
公立中高一貫校なら公立中学と同じ値段で通わせることができます。
受検勉強も私立受験ほどお金はかかりません。
もしよかったら一度考えてみてくださいね。
お金が無いのに私立中学に行かせる必要はない
お金が無いのに私立中学へ行かせる必要は全くありません。
公立高校からでも東大や京大をはじめとする「良い大学」へ進学している人はたくさんいます。
その子たちが全員、小学校のうちに中学受験の勉強をして中学受験偏差値65以上の学力をつけているかというとそうではありません。
高校受験をするなら、中学での内申点さえ取っておけば「推薦」を受けることができてあまり苦労せず地域で1番の進学校に入ることができます。
公立中学は平たく言うといろんなレベルの子が集まって来ているので、ちょっとお勉強が良くできればいい成績が取りやすい傾向があります。
勉強をしたくない子がいる中で勉強を頑張っていれば、おのずと先生の目にも止まりますし、そうなると内申点はいつも良いところが取れるようになるんです。
つまり内申点が取れる子なら中学受験のように親子で苦労しなくても、自分の意志で偏差値の高い高校に入ることができるんですね。
地域で1番の進学校に入ってしまえば、あとは勉強することは中高一貫校の高校生と同じです。
中高一貫校の高校生は中学のうちから高校の勉強を始めていて、みんな賢いし、大学受験に有利だと思っていますよね。
でも地域で1番の公立の進学校もすごいんです。
高校受験が終わった春休みから、春休み明けテストに向けての宿題が山ほど出ます。
その宿題は「英語と数学の高校の教科書30ページまでの範囲を自分で読んで学習してくること」という内容。
そして学習した内容が春休み明けのテストに出るんです。
そしてその続きから学校での授業が始まりますし、授業は教科書全てを解説したりするのではなく、重点ポイントを解説してあとは自分で教科書読んで勉強してきてね、というパターンになります。
つまりは、猛スピードで授業が進んでいくんです。
2年生で文理選択のち、3年生ではハイレベルの大学が受験できそうな子上位30人ほどを集めて特進クラスが形成されます。
特進クラスに入ると授業内容がかなりハイレベルになり、偏差値の高い大学を受験できるレベルの学習をしていきます。
このように、公立高校もすごいんです。
もちろん地域差はあると思いますが、どこの学校でも内部の優秀な子に重点を置いて進学実績を上げているのは事実です。
ただ、私立中高一貫校のように全員が同じレベルの授業を受けられるのではなくて、公立高校では「選ばれし者」だけがハイレベルの学習をさせてもらえるという不公平はあります。
(私立中高一貫でもレベル分けしている学校もありますね)
でも進学校はやはり実績も出したいですしなによりも義務教育ではないので、こういったシステムになっているんですね。
つまりは公立が偏差値の高い大学に入るための勉強は何もしてくれないと思ったら大きな間違いだということです。
公立でもずっとトップを走り続けてがんばっていけば、最終的には私立中高一貫校に行った子たちと戦えるだけの戦力が付いているんですよ。
スポンサーリンク中学受験の塾代が払えないなら公立へ行こう 公立高校から国立大学を目指して
中学受験の塾代が払えないからこの子の人生終わったと思うのは大きな間違いです。
公立高校からでも十分行けますので安心してください。
ただ、公立高校から偏差値の高い国立大学を目指そうと思うと、周りに流されずきちんと勉強することと、多少の地頭が必要になってきます。
また小学生のうちから高校受験のための塾に通っている子もたくさんいます。
高校受験向けの塾は中学受験塾ほど高くはありませんし、内容も難しくはありません。
高校受験向けの塾は数検や漢検英検などに力を入れているところが多く、教科書範囲の授業+αの学習がメインになります。
また自宅学習をきちんとやる子なら、進研ゼミなどの通信教育やKUMONを継続しているだけでもかなりの力になっているはずです。
どうしても中学受験レベルの学習をさせたい!というのなら、私はZ会小学生コースのハイレベルをおすすめしています。
Z会小学生コースハイレベルは普通の小学生コースでありながら中学受験の中堅校(偏差値55くらいまで)の学校に合格できるだけの知識をつけることができるからです。
Z会は難しい教材として有名ですし、ずっとZ会でついていけたら大学受験はほぼ安心ですよね。
Z会の教材でエスカレーター式に上がって行けば、偏差値の高い国立大学受験にスムーズに入れそうです。
もしよかったら公式HPから資料請求をして教材内容を確認してみてください。
中学受験の塾代が払えない人は公立中学から国立へ行くことを目指そう
中学受験をしてきた人は、どうしても中学受験をしないと上に行けないという考え方を持っている人が多いんです。
でも周りを見渡すと中学受験をしている人の方が全国的には少ないことも分かると思います。
今の小学校でいじめられているとか、不登校気味で環境を変えたいなどの理由が無いのなら、公立中学から高校受験をして大学受験を目指すことをおすすめします。
公立高校も偏差値の高いところは本当にすごいんですよ。
中学受験をして良い私立中高一貫に入ったけれど、深海魚をしている子たちよりもよっぽど学力がついています。
中学受験をすると高校受験が無い分、中だるみをしてしまう子がいるのがデメリットですが、高校受験をする場合は中だるみしている暇もないくらい受験が続きます。
ここで自分で頑張る力も付けることができますし、頑張れる子はどこにいてもがんばれるんだなということを私も身をもって知りました。
小学校のうちに勉強を全くせず遊び惚けていてはだめかもしれませんが、Z会の教材やKUMONなどでちゃんと勉強しておけば大丈夫ですので、安心して公立へ進んでみてくださいね。
小学校での勉強におすすめなのはZ会の通信教育 小学生コースです。
進研ゼミとは違うそのレベルに驚くと思います。
資料請求をして問題を取り寄せ、レベルを確認してみてくださいね。
GIQ子ども能力遺伝子検査では、お子様が生まれながらに持っている能力を遺伝子から解析します。
検査をすることによってまだ開花されていない能力や、親でも気が付いていない能力に気づくことができます。
中学生・高校生はこれからの進路選びに迷う時期で、数学が得意だから理系、数学が嫌いだから文系という安易な選び方をしてしまう子も多いんです。
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プロによる学習向上アドバイスもついていますので、とても参考になりますよ。