はっきり言いますが、スマイルゼミだけで中学受験は無理です。
ネットで調べると「スマイルゼミだけで中学受験は難しいのではないでしょうか~」という意見があふれていますが、難しいどころじゃありません。
無理です。無理無理。天と地がひっくり返っても無理です。
通信教育だけで中学受験をしようと思うならZ会一択。
進研ゼミにも中学受験講座がありますが私はおすすめしません。
Z会だけで中学受験はできるけど、スマイルゼミだけで中学受験はできません。
その理由について解説していきます。
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Contents
スマイルゼミだけで中学受験は無理な理由
スマイルゼミは中学受験に対応していません。
だからスマイルゼミだけで中学受験は無理なんです。
中学受験の内容は学校のお勉強に毛が生えた程度と思っている方がたくさんいますが、全く違います。
例えば算数では中学受験にはこのような問題が出題されます。
(ちびむすドリルより引用)
この問題を、方程式を使わずに解いてください。
そう、中学受験で方程式の使用はご法度なんです。
できますか?
そして次は理科です。
(JES出版より引用)
分かりますか?
ひょっとすると習ったことがない方も多いのではないでしょうか。
このように、中学受験をしたことのない人は『習ったことがない』問題が出題されるのが中学受験なんです。
そしてスマイルゼミではこういった問題が取り扱われていません。
根本的に中学受験対策ができないため、スマイルゼミだけで中学受験なんて到底無理なんです。
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スマイルゼミ発展クラスの内容は学校の教科書の範囲を超えない
スマイルゼミ発展クラスは大人でもちょっと難しいなと思う内容が出題されるレベルの教材です。
ですがスマイルゼミ発展クラスの内容は学校の教科書の範囲は超えていません。
例えば、スマイルゼミ発展クラスの内容をHPから抜粋すると、
簡単には解けない複雑な問題と書いてありますが、中学受験ではこの程度の問題は基本問題です。
この問題は必ず解いて点数を取らなくてはいけません。
解き方が分かりますか?
最初に10センチの半径の円の4分の1の面積を求めます。
次に直径10センチの半円の面積を求めます。
そこから対角線10センチの正方形の半分の面積を求めて直径10センチの半円の面積から引きます。
その答えを2で割ります。
最初に求めた半径10センチの円の4分の1の面積から直角を挟む辺が10センチの直角二等辺三角形の面積をひき、先ほど求めた答えの数字もひきます。
すると青い部分の面積が求められます。
(別解もあります)
中学受験では基本問題です。
この問題はもちろん中学受験にも出題されますが、加えて漁獲高や排他的経済水域についての細かい内容、農作物畜産物との絡めた問題や、環境問題などとの複合問題として出題されます。
このようにスマイルゼミで発展問題として出題される問題は、中学受験ではあくまでも基本問題。
中学受験界隈では偏差値50前後と呼ばれる下の方でも、この問題は必ず解けなくてはいけません。
中学受験での偏差値50は高校受験にすると偏差値60くらいの学校なんです。
ですからいくら偏差値が低いと言っても一生懸命勉強しないと受かりませんし、それより少しでも上を目指したいとなると、中学受験に特化した学習が必要になってくるんです。
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スマイルゼミ発展クラスは高校受験を目指すなら最適
一方で中学受験はめざしていなくて、高校受験で進学校を狙う場合はスマイルゼミの発展クラスはとても有効です。
高校受験を成功させるためには中学校での成績である「内申点」をしっかりとっていく必要が出てきます。
そのためには毎回行われる定期テストで上位をキープし続けなくてはいけません。
中学受験のように1回の試験で合否が決まるのではなく、3年間ないしは1年間の成績の積み上げから、受験できる高校が決まってしまうのが高校受験。
それなら小学校のうちから基礎力をしっかり鍛えて、ちょっとくらいの応用問題に対応できる能力をつけておく。
すると中学校に入って少々難解な数学になっても、小学校で鍛えた応用力で対応できるため、みんなが落としがちな問題もクリアできるようになります。
また小学校のうちから小学校ではテストに出ない範囲の社会や理科を学習しておけば、中学に入って習ったときに1度スマイルゼミで学んでいるので暗記しやすくなります。
このように高校受験では大いに力を発揮してくれるのがスマイルゼミ発展クラスなんです。
それなら中学受験の子が学習している内容がいらないのか?という疑問がわいてくると思うんですけど、中学受験の算数の内容は中学校で方程式を習えば解ける問題も多いですし、数列は高校で学習します。
社会や理科は高校までに同じレベルまで学習します。
また将来的に公務員試験を受けるとなった場合、公務員試験を受けるために資格の学校へ通う人も多いんですが、中学受験を経験した人なら学校へ通わなくても独学でどうにかなる人も多いと、実際公務員試験の勉強を教えている方から聞いたことがあります。
こういったことから、中学受験はそういった将来習うことの基本を小学校の間にかいつまんで学習しているのだろうと私は想像するのですが、どうなのでしょうか。
スマイルゼミだけで中学受験は無理だけど先取り学習ならおすすめ
スマイルゼミだけで中学受験をするのは無理ですが、中学受験をするためにスマイルゼミを使って先取り学習をするのはとても有効です。
中学受験は小学校3年生の時点で小学校4年生や5年生の学習を先取りしておくとうまく学習スパイラルに乗って行けるという特徴があります。
そのため、小学校1年生の段階で小学校2年生、小学校2年生の段階で小学校3年生、小学校3年生の段階で小学校4年生の内容を学習しておけば、中学受験での苦労が少し減ってきます。
スマイルゼミでは1学年上の教材を受講することも可能です。
(ただし1つのタブレットで2学年の同時受講はできないので、2学年分を契約したい場合は2人分の契約が必要となります。)
先取り学習をするならスマイルゼミは学校で習っていない内容でも、タブレットでの分かりやすい解説で学習を進めやすい特徴があるので、うまく利用すればすんなり子供が一人でも先取り学習を進められます。
ただ、小学校1年生からZ会を受講すると、その学年の学習をするだけなのにちょっとした先取り学習をするようなカリキュラムが組まれています。
そのまま小3から中学受験コースに流れることも可能ですし、ゆる中学受験や中学受験を迷っている場合にはZ会小学生コースハイレベルで様子を見ることも可能です。
いろんな意味で、選択肢を狭めないためにも、Z会の方が私はお勧めだなと思います。
どうしてもスマイルゼミのタブレットがやりたい!と子供が言う。というのであれば、1学年上の教材を学習しておくと中学受験には有利です。
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スマイルゼミ発展クラスを先取りする方法
まずはスマイルゼミに入会するボタンから申し込みを行います。
入会するボタンを押すと、手続き用のアドレスがメールに送られてきますので、メールのリンクから申し込みページを開きます。
最初に保護者情報を入力し、次のページで子供の情報を入力します。
子供の情報を入力するページに行くと
このように入会希望コースを選べる画面が出てくるので、受講したい学年にチェックを入れます。
1学年上を受講するために誕生日を操作する必要はありませんので安心してください。
そしてその下で標準クラスか発展クラスかを選べるので、発展クラスを選びます。
その後、クレジットカード情報などを入力して手続きは完了。
ここで注意!!
スマイルゼミは入会の前に資料請求をしておくと、そこにクーポンコードというものがついていて、クーポンコードを入力すると
- 1か月無料になったり
- タブレット代金が半額になったり
- ギフト券が3000円分もらえたり
いろんな特典がついてきます。
どの特典が付いてくるかは時期によってさまざまで、実際に資料請求をしてみないと分からないのですが、クーポンコードを入力するかしないかで結構な金額が変わってきます。
スマイルゼミを申し込むなら必ず資料請求をしてクーポンコードを入力してくださいね!
スマイルゼミだけで中学受験したいと考えるならZ会だけで中学受験しませんか?
スマイルゼミだけで中学受験ができないかな?と考えた方は、おそらく通信教育だけで中学受験できないかな?と考えた方だと思います。
私は実は通信教育だけで中学受験をすることはおススメしていません。
それがこのブログでおすすめしているゆるい中学受験(難関校を狙わない中学受験)であってもです。
中学受験コースは進研ゼミとZ会にあるし、どちらも進研ゼミだけやZ会だけでも中学受験ができるようなことが書いてありますが、
実際に中学受験はそんなに簡単なものではなくて、また子供自身が反抗期に入りかけてくることもあって手を焼くことも多いです。
それについてくわしくはこちらにも書きました
→Z会と進研ゼミ 中学受験にはどっちがおすすめ? 写真付きレビュー
受験に対する経験豊富や塾の助けを借りましょう。
もし塾代がもったいないから通信教育だけでと思うなら、中学受験をして不合格になるということが子供にとってどれだけ心に痛手を与えるかということも心にとめて、中学受験をせずに高校受験に絞って学習することをおすすめします。
高校受験なら進研ゼミだけでも進学校へ合格できます。
実際に大阪の偏差値70越えT高校に合格したコロさんのインタビュー記事も書いてます。
→【進研ゼミ】チャレンジだけで高校受験 偏差値70合格体験談 in大阪
どちらが自分たちに合っているのかをよく考えてみてくださいね。
そして中学受験をするなら、大手でも個人塾でもどちらでもいいので塾へ行きましょう。
また難関校を狙わない中学受験の良さについても書いていますので、もしよかったら読んでみてください。
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中学生・高校生はこれからの進路選びに迷う時期で、数学が得意だから理系、数学が嫌いだから文系という安易な選び方をしてしまう子も多いんです。
でもそれだと、本当にやりたいことが見つからないまま進路選択をしてしまい、高3になってやっぱり文系が良かった、やっぱり理系が良かった、芸術系を諦めたことを後悔しているなど、進路選択に迷いが出てくることもあります。
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プロによる学習向上アドバイスもついていますので、とても参考になりますよ。