私立中学って一人っ子が多い印象がありますよね。
「一人っ子なんだからお金には余裕があるでしょう?私立中学も考えたら?」と言われたという話もちょこちょこ耳に入ってきます。
実際子供を私立中学に行かせてみると、一人っ子も多いけど逆に子供4人とか5人とか、子だくさんで年収の多いお金持ちもたくさん来ています。
息子のお友達は、おじいちゃんやおばあちゃんから「一人っ子なんだから私立中学に入れてみたら?」という話をされて私立中学を考えたそうです。
また巷で言われている年収800万世帯じゃないと一人っ子でも私立中学は厳しいという話。
これは本当なのでしょうか。
私立中学には一人っ子なら行かせたほうが良いのか、世帯年収は本当に800万円必要なのかについてのリアルをご紹介していきます。
一人っ子なら私立中学に行かせたほうが良い?
一人っ子なんだから私立中学を考えたらどう?という話をされると、私立中学ってやっぱり行ったほうが良いのかな・・・と考えたりしますよね。
自分も夫も公立中学の出身だし私立中学なんて考えたこともなかったけど、、、という方はたくさんいます。
たしかに将来のことを考えると、私立中学にはメリットが沢山あるし、公立に行くよりもお勉強が有利になったりするんですよね。
そう考えると、中学受験をしてどこの学校に行けるのかはやってみないと分かりませんが、せっかくお金があるのなら挑戦してみればいいのに、と思うのは分からなくもないです。
また私立中学の見学に行ってみると、一人っ子のご両親は「うちの子の性格的にこの学校は合っているかもしれない」と感じる方も多いのは事実です。
公立の学校ってどこに行っても同じような雰囲気だと思うんですけど、私立は一歩そこに足を踏み込むと異世界ワールドに来たように感じる学校が沢山あります。
古くからある伝統の女子校は、先輩を『お姉さま』と呼び、挨拶は『ごきげんよう。』
こんなあいさつをされただけで、「おぉ・・・」と何か心に来るものがありますし、女子高生なのに学校にいる間はキャピキャピ感が無く誰もが落ち着いた雰囲気だったり。
子どもが大人しくてみんなについていけているのか悩んでいる親御さんには、こういった落ち着いた雰囲気の学校がとても魅力的にうつります。
また別の学校では外国人の先生の周りに生徒たちがたくさん集まっていて、英語で会話している。
1人の子がたくさん英語をしゃべっていて、他の子は聞いているだけかと思いきや、他の子も合いの手を入れる。
積極的に英語で会話しようとする生徒の様子が垣間見れたりします。
お子さん自身が積極的で快活な性格だったり、小さいころから英語に力を入れている方にはとても魅力的に感じる学校です。
このように、私立は学校独自の特色を大事にして全体の雰囲気を作り出しています。
自分と合わない雰囲気の学校に決めてしまうと辛い6年間となってしまいますが、自分にあった学校に出会えると、お子さんも親御さんも6年間を楽しく過ごすことができますよね。
一人っ子だからと言って私立に行かせたほうが良いということはありませんが、私立も良いのかな?と思われるのであれば、一度、運動会や文化祭の時でもいいので、学校見学に行ってみることをお勧めしたいです。
スポンサーリンク私立中学は一人っ子でも年収800万必要なの?
私立中学に行ける目安が年収800万円だとよく言われます。
都内の私立中学は、値段の高いところで月6万円~7万円、安い所だと3万円~4万円かかります。
それにプラスして、入学金、施設使用料、遠足代、修学旅行代、教科書代、問題集代など合わせていくと、月1万~2万円が上乗せされます。
つまり値段の高いところだとざっと見積もって月10万円。
安い所だと月5万円かかります。
年収800万円だと、諸経費や家賃・家のローンなどを引いた月の手取りがおおよそ30万円くらいでしょうか。(ボーナスを除く)
そこから月10万円の出費と聞くとちょっとびっくりしますが、親子3人なら贅沢しなければ月々の生活費だけの出費は15万円程度で済んでいるのではないでしょうか。
これまでは残りの15万円で旅行や外食に行っていたのを、学校代にスライドするだけでいいのでかなり余裕で私立中学へ行かせられます。
だから年収800万円で一人っ子なら、周りのセレブの方々の生活レベルに合わせて買い物もできるし、子どもも一緒になって遊べるという意味で800万円と言われることが多いです。
でも実際には、年収400万円以下でも私立中学へ通わせている家庭もあります。
また年収400万円以下だと申請すれば私学助成金という補助金を受け取ることが可能です。
年収800万円に満たなくても私立を選択しているお家は結構ありますし、周りのお金持ちの子と一緒になって遊ばなければそれなりにやっていけますので、お金を理由に私立はなぁ・・・と思っているなら、もう一度考えてもいいかもしれません。
また難関校ではない中堅校なら、授業料もべらぼうに高くないところが多いです。
中堅の私立中学は中学受験偏差値が50以下と低い傾向がありますが、中学受験偏差値50は高校受験偏差値65に相当するので、決しておバカ学校ではありません。
本人が頑張りさえすれば東大などにも手が届くような学校ですので、年収の低い家庭の親御さんがあえて私立中学に入れて、子供に学歴をつけさせる選択肢としているおうちもあるんですよ。
希望校の名前と学費で検索すると、その学校にかかる大体のお金が分かりますので、気になる方はリサーチしてみてください。
また中学受験塾の説明会に参加するとそのあたりの細かい事情が聴けますし、Z会や進研ゼミの中学受験講座を受講するとそのあたりの情報をもらえます。
スポンサーリンク私立中学は一人っ子なら考えてもいいかもしれない
公立中学には公立中学の良さがありますが、私立中学には私立中学の良さがあります。
もし一人っ子でたくさんの経験をさせてあげたい、自分達より良い年収の仕事についてほしいと思うなら、私立中学を考えてもいいかもしれませんね。
どうしても年収がネックだなぁと思うなら、公立中高一貫校を目指す方法もあります。
公立中高一貫校はお値段は地元の公立中学と同じで、給食もあります。
中高一貫教育でレベルの高い授業が繰り広げられていて、いろんな体験をさせてもらえるので、将来役立つことも多いです。
ただ、私立中学と公立中高一貫校ではテストの出題範囲や問題形式が全く違うので、全く違った対策が必要になります。
最終的に私立難関校と公立難関校を受検するなら受験勉強が2重になるので大変ですが、どちらかをゆるい偏差値の受験にするなら両方の受検を考えてみても良いのかもしれません。
もし興味のある方は、公立中高一貫校受験についての記事も読んでみてくださいね。
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