中学受験組と高校受験組ではどっちが頭がいいのか?というのはかなり気になる問題です。
中学受験組のママさんたちは中学受験する子は頭が良くて賢い学校に行ってて、学校は荒れてないし授業の進度も速くて大学進学も安泰!
うちの子はその辺の子より頭いい~!!って信じて疑いません。
一方で高校受験組のママさんたちも負けてはいません。
もちろん人によっては千差万別なんですが、地域のトップレベル進学高校に通っている子たちは中学では常に学年10位以内、成績表はほぼオール5という子ばかり。
高校受験組のママさんたちは大手を振って、うちの子は頭いいから~!って思ってます。
なんだってほぼオール5ですしね。
さあ、この中学受験組と高校受験組、どっちが頭がいいのでしょうか!?
Contents
中学受験組と高校受験組 どっちが頭がいいのか?
中学受験組と高校受験組はどっちが頭がいいのかについて、はじめに中高一貫校、公立高校進学校のそれぞれの学校のトップ層のお子さんたちについて一般論をご紹介します。
中学受験組 トップレベル私立中高一貫校の子
中学受験組の子たちは多くの子は小4から本格的な受験勉強を始めて、小6の段階ではおおよそ中学卒業程度の学力がついています。
また算数では公務員試験に出てくるような難解な頭を使う問題を多く解いてきているので、そのまま東大入試に応用できる知識も身に付けます。
そして中高一貫校に入学すると、中1~中3までの間に高校1年生~高校2年生レベルの学習が終了します。
高校1年生では高校2年生~高校3年生の内容を学習し、高校2年生と高校3年生はほぼ受験勉強のような状態です。
これだけ早く授業が進むので、それについていく学力も気力も必要です。
中には思春期に入って落ちこぼれていく子も出てきますが、多くの子は中学受験で培った知識と集中力があるので、どんなに落ちこぼれていても本人のやる気さえ出ればぐんぐんと回復していく傾向があります。
進学先は東大や京大をはじめ、医学部や早慶上智・ICUなどの私立大学、海外への留学を選ぶ子が多いのもトップレベル中高一貫校の特徴です。
高校受験組 トップレベル公立進学校の子
高校受験組には内申点が必要です。
内申点とは英数国理社の5教科に加え、技術家庭・音楽・美術・体育を合わせた9教科で成績表の評価の数字を足して求めます。
5段階評価で1年間45点満点、3年間で135点満点です。
そのうち本当のトップレベルの学校に行っている子は1年間の内申点は44前後、3年間で130点以上とっています。
たいした苦手科目もなく、提出物も遅れず出して先生からの受けもいい子が行く学校で、スポーツやコンクールなどで賞を獲っている子も多いです。
どれか1つでも苦手科目があるとトップレベルの進学校には入れません。
その子たちは中学校の成績表はオール5(たまに副教科で4)という誇らしい成績で、学年順位も10位以内を何度もとっている優秀者たち。
高校に入ると各中学の20位以内の子がたくさん集まって300人くらいになるので、一気に200番台になってしまって心が折れる子も数人出てきてしまいますが、それでもくらいついていく気力のある子たちが切磋琢磨していきます。
この進学校の中でも1~20位以内を維持する子は要領のいい子が多いので、あんなに部活もやって遊んでいるのにこの成績!と驚くほどよくできる子が多いです。
またこれはあまり広く知られてはいませんが、彼らの中には中学から東進などの塾に通って、中学のうちに高校の学習を始める子も多くいます。
つまり中高一貫校に通っていなくても同じような条件で学習できる環境を親が準備しているんです。
中には普通に中学の授業進度に合わせて学習をして、高校に入っても特に先取り学習などをすることなく塾にも通わずコツコツと普通に勉強をしている子もいますが、そういう自分で勉強をするくせのついている子は着実に東大や京大へ行ったりもします。
公立の進学校からは私立大学よりは国立大学を選ぶ比率が高い傾向にありますし、公立高校自体が東大や京大と言った国立大学を推奨する傾向にあります。
トップ同士を比べるとこんな感じです。
中には例外もいますが、結局は頭のいい子は中学受験組であろうが高校受験組であろうが頭がいいのです。
スポンサーリンク中高一貫校内での中間層 中学受験組と高校受験組はどっちが頭がいいの?
さきほどは私立中高一貫校と公立進学校のトップレベルの子たちを比べてみましたが、中間層を比べてみましょう。
中間層では若干、高校受験をして高校から私立中高一貫校へ入学してきた子の方が成績がいい傾向があります。
高1の最初のテストで高校受験組は上から数えた方が早いくらいの順位を取ります。
それを見て中間層の子たちは「やばい、賢い子たちが入ってきた!」(私の順位が下がっちゃう!)と、慌てふためきます。
内部の雰囲気がざわざわして、高校から新しい風も吹き始めます。
とはいえ、高校受験組の子もだんだんとその校風に染まっていくので最終的にはばらける形で終わりを迎えます。
最後まで頑張れた子はトップレベルのまま走りますし、途中で挫折した子は中間層や底辺になることもあります。
これはもう高校受験組の宿命で、この子たちも中学校では学年10位以内に入る優秀者たちだったはずなんですが
公立進学校に入るのと同じで学力の高い集団に入ってしまうとトップを独走なんてことは難しくなるため、そこで生き残るかどうかはその子次第となります。
ただ、高1の最初のテストは、受験勉強をしてきている高校受験組の方がやや平均点が高い傾向にあるようです。
進学先に関しては高校受験組の子でも、同じ学校に来る子は同じくらいのレベルの子が集まってきているので他の子たちとそんなに変わりません。
むしろ中学受験組の方が財力がある場合が多いので、留学をしたり私立に行ったりと、一見華やかな進路を歩む子が多くいます。
また高3の最終段階で家庭教師などをバンバンつけて、ワンランク上の大学に合格することがあるのも中学受験組の特徴です。
スポンサーリンク中学受験組と高校受験組ではどっちが頭がいいのか?というのは愚問
中学受験組と高校受験組ではどっちが頭がいいのか?というのは愚問です。
その子によりますし、理系か文系かでも比べる対象が違ってきますよね。
中学受験組と高校受験組、というよりは、将来の夢をはっきり持っている子の方が頭がいい(勉強がよくできる、やる気がある)傾向はあります。
早めに将来の夢を見つけてそれに向かって努力することが成績アップの秘訣なのではないでしょうか。
中学受験組は塾へ通って遅くまで親子で勉強してという、親も苦労をしてお金をかけて学力を身に付けるため賢いイメージがありますが
高校受験組もひそかに中学受験組に負けないように塾へ通ったり家で勉強をしたりして、先取り学習や英語学習など学力をつけている子がたくさんいます。
どちらにせよ、遊んで賢さを手に入れていることはありませんので、中学受験組なのにとか高校受験組のくせにといった無駄な争いはやめておきましょう。
スポンサーリンクそれなのに私が中学受験をおすすめする理由
中学受験組も高校受験組も同じくらい頭はいいですよと言っているのに私が中学受験をおすすめする理由は2つあります。
それは
- 大学受験が当たり前の環境になる
- 不安定な思春期も私立の先生は手厚くフォローしてくれる
からです。
大学受験が当たり前の環境になる
中高一貫校の子はほぼ全員が大学受験を目指します。
公立中学へ進むと周りの子みんなが勉強を頑張ろうと思っているわけではありません。
専門職に就きたい子は専門学校を目指しますし、中には高校卒業したら就職しようと思っている子もいますよね。
中高一貫校の場合は、お友達は全員大学へ行くのでわき目を振らず大学受験に向けてみんなで一緒にがんばることができます。
また中学受験をして入る学校はほとんどの学校が中高一貫校で高校受験がないので、中3から高校の勉強が始まって、高3の段階ではもう一通り授業が終わって1年間は受験勉強に費やしてもらえます。
公立高校の子が1年浪人するのと同じくらいの学習時間が与えられるのです。
そうなったら当然ですが、公立高校に行って勉強するよりも成績が少し上に上がります。
ちょっと偏差値のいい学校に入れます。
やはり名前の知られていない大学に行くよりもちょっと有名大学に入れた方が、その後の人生もうまくいく気がしますよね。
本人の努力ももちろん大事ですが大学のネームバリューやコネクションって、新卒で就活する時には結構大事なんだなというのは、社会人なら誰もが感じたことがあるはずです。
新卒じゃなくなったらもう大学名とか偏差値はあまり関係なくなってくるとは言われますが、それでもずっとついて回る学歴ですからちょっとでも有名な方が良いですよね。
周りがそれぞればらばらの道を歩む公立よりも、みんなで一緒にがんばれる中高一貫校の方が少し高みを目指せるので、私は中学受験をおすすめしています。
不安定な思春期も私立の先生は手厚くフォローしてくれる
小学校の間は何も問題なく平和に過ごせている子でも、思春期に入るといろいろと不安なことが出てくるものです。
中には朝起きれなかったり友人関係で問題を抱えるなどして、不登校気味になってしまう子もいますし、体調がすぐれない日が多くて悩みを抱える子なども出てきます。
こういった問題は思春期に出やすく、高校受験と重なるため一層悩みが深くなる場合も多いです。
でも中高一貫校に通っていれば、中学校に行けなくても高校への進学はほぼ保証されています。
たしかに成績の基準をクリアしていないと上がれないという厳しい学校も中にはありますが、ほとんどの私立中高一貫校では高校へ入るための基準に満たなくても補習をして追試をするなどしてクリアさせてくれます。
不登校だったり体調面での不安が原因の場合はなおさら手厚くフォローしてもらえます。
高校受験がないというメリットは、中学時代に発症しがちな体の不調、心の不調をゆったりとした気持ちで乗り越えることができるというメリットにもつながります。
高校になったらこういった不調は回復してくる子も多いので、中高一貫校で特に私立に通うことは、親子ともども助かることも多いのです。
こういったことから、私はできるなら中学受験をすることをおすすめします。
小学校時代に遊べないという意見もありますが、偏差値高めの大学に行こうと思ったら小学校時代から勉強していないと無理です。
中学校に入ったら勉強していい高校に入ってと思っているお母さんも多いですが、小学校まで勉強していないのに中学校に入っていきなり勉強なんてしません。
もっとしなくなるだけです。
それなら小学校からたたき上げて、中学高校とゆるやかなカーブを描きながら大学受験に向けた勉強ができるほうが
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